2019-12-09から1日間の記事一覧

ショーペンハウアーとブッダ 2

ショーペンハウアーとブッダ 2 2013/9/16(月) ショーペンハウアーが世界の根本的な実在だと考える意志は、世界の最初から続く目的も意味もない盲目的な実在である。個人は表象の一つだが、意志のみが本質で表象はすべて幻想である。意志には目的がないので、…

エピクロスの快楽主義

エピクロスの快楽主義 2013/9/21(土) エピクロス (BC341-BC270) は、ストア派の創始者ゼノンとほぼ同じ時期に生まれ、アテナイを拠点に活動した。彼の創始した学説は、ストア派の説と並んでヘレニズム時代の思想を代表するものとなった。いずれも、世界帝国…

トランスパーソナル心理学

トランスパーソナル心理学 2013/9/24(火) ■トランスパーソナル心理学=第4の勢力 トランスパーソナル心理学は、1960年代末、アメリカ西海岸に生まれた、心理学の新しい潮流で、第四の勢力といわれています。第一は実験・行動主義心理学、第二はフロイド派精…

アウンサンスーチー氏の龍谷大での講演要旨より 2013/9/26(木) 午後 5:36 000ブッダの悟りとポスト哲学 歴史 facebookでシェア twitterでつぶやく 2013年4月、ミャンマーのアウンサンスーチー氏が来日した。京都大学での講演は、女性の社会参画、男女平等が…

仏教は「道」を説く「実践哲学」

■ はじめに かつて伝統的には〝仏教とは縁起説である〟という理解が基本的には認められていたように思われる。しかし近年、〝仏教とは縁起説である〟という見解に対して、否定的な見解が示されるようになりました。この否定的見解を代表するのが中村元博士の…

釈迦牟尼は美男におはす・・・』

『釈迦牟尼は美男におはす・・・』 2013/10/9(水) ■ 夏木立かな 与謝野晶子(1878~1942)に、「鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな」という短歌があります。鎌倉大仏は青銅で鋳造された大仏です。露座で長い間あったためにところどころに緑…

欧米心理学と仏教

■1950年代後半の仏教、特に禅と精神分析の対話の第一の盛り上がり 仏教と精神分析の直接の対話は、一九五〇年代後半において最初の盛り上がりを見せた。これは、禅思想を英語で紹介し続けてきた鈴木大拙の存在と働きなしには考えられない。それゆえ、精神分…

永劫回帰はアンチテーゼ

■普仏戦争の勝利 フランス革命はヘーゲル(1770~1831)が19歳のときである。ヘーゲルはフランス革命に感激した。ゲーテ(1749~1832)やナポレオン(1769~1821)やベートーベン(1770~1827)らは同時代に活躍を目の当たりにしして、ヘーゲルはキリスト教…

『蜘蛛の糸』異説

『蜘蛛の糸』異説 2013/10/9(水) ■ はじめに 『蜘蛛の糸』は芥川龍之介(1892 - 1927年)の短編小説です。世話になっているお寺の広間の壁にはこの物語の紙芝居の絵が飾ってありました。そのあらすじは祖母から聞かされて知っていました。しかし、長じてから…

ブッダの悟りへのアプローチ

2013/10/10(木) ブッダの悟りへのアプローチ 1.出家の動機 出家の動機がはじめから明らかであったとは限らない。時代の急激な変化、産業化、都市化、非ヴェーダ化、バラモンの権威の失墜、商工業者階級の勃興、クシャトリア階級の上昇、大国化と小国の運命。…

No.01 庭の薄墨桜

No.01 庭の薄墨桜 2006/2/24(金) 午前 11:14 寒い寒い、と思っていたら、庭には春の兆しが表れていた。玄関先の薄墨桜の枝の蕾が膨らみ始めている。例年ならば、3月の末には開花する。薄墨桜は15年ほど前に苗を植えた。小さな苗であったが、今では幹の直…

No.02 柿の木の剪定

No.02 柿の木の剪定 2006/2/27(月) 庭に柿木が三本ある。ものごころついたときから木はそこにある。家を建て替えたり、区画整理のために敷地が小さくなって、何本かがなくなってが、三本のみが残っている。それぞれ種類がことなり、富有、はぜ、ふじの三種類…

No.03 みかんの剪定

No.03 みかんの剪定 2006/3/4(土) ふじ柿の近くに、みかんの木がある。柿の枝が伸びすぎてみかんの木に覆いかぶさってきている。昨年はみかんも大豊作であった。みかんは柿の南側にあるので、日陰にはならなかったようである。 柿の枝を短くしてから、みかん…

No.04 ゼフィランサス

No.04 ゼフィランサス 2006/3/8(水) 夏の終わりになると庭の片隅でひっそりと咲く花がある。水仙のようでもあり、百合のようでもある。背丈は20cmにもみたない。そこに僅かの球根が埋まっているようで、二つか三つの花をつけるが、花の寿命は短く、2~3日…

No.05 土筆(つくし)

No.05 土筆(つくし) 2006/3/9(木) 昼に長良川の堤防の上の道を通った。暖かそうな日で、車を止めて外へ出た。南側の斜面で土筆を見つけた。土筆は漫然と見てても見つからない。ゆっくりと視線を移してゆくと一本が見つかる。一本が見つかると何本も見える…

No.06 薄墨桜とモグラ

@No.06 薄墨桜とモグラ 2006/3/13(月) 中木(まだ大木ではない)薄墨桜が元気がなく、ここしばらくの間、手入れに力を入れてきたことは述べた。その手入れの方法の一つとして、土壌の改善を試みた。桜の周りの土は石ころが混じった土である。根元は花壇とし…

No.07 シクラメン

No.07 シクラメン 2006/3/14(火) 私の家には、今シクラメンの鉢が三つある。二つは、もう何年も育てている。いずれも真紅の花が咲く。ミニタイプと標準タイプである。シクラメンはとても育てやすい花である。しかも、咲いた花の寿命が長い。つぼみのときから…

No.08 薄墨桜開花

No.08 薄墨桜開花 2006/3/19(日) イメージ 1 わが家の庭の薄墨桜がついに開花した。ここ二年ほどは、消毒をし、腐葉土を施し、水と肥料をやり、一所懸命に世話をしてきた。蕾みははちきれんほどに膨らんでいたが、冬に戻ったような日が続いた。15日から韓国…

No.09 連作障害

No.09 連作障害 2006/3/23(木) わが家の薄墨桜が五分咲きになった。先日旅行先でメガネを落としてしまいレンズが割れてしまった。交換用のレンズが手違いでまだとどかず、直すことができない。不自由の限りである。したがって咲いた桜をまだ十分に見ることが…

No.10 落花狼藉

No.10 落花狼藉 2006/4/3(月) 我が家の薄墨の桜が散っている。朝からの強風に吹かれて半ばは散ってしまった。地面は散った花びらで覆われている。強風は地面の花びらも時折り巻き上げている。今年は久しぶりに枝いっぱい咲いて、近所の人たちも桜の存在に気…

No.11 新芽とアブラムシ

No.11 新芽とアブラムシ 2006/4/9(日) 岐阜地方も昨日はひどい黄砂現象に加えてパラパラと雨が降り、車も窓ガラスもひどい汚れがついている。ソメイヨシノは今日がちょうど満開。ようやくの満開である。近くのお寺を訪ねてその裏山に上ってきた。 赤芽樫の新…

No.12 ブーゲンビレア

No.12 ブーゲンビレア 2006/4/9(日) 先日、花屋さんを覗いたら、真紅のブーゲンビレアの鉢を見つけた。値段も割安であったのでさっそく、購入。事務所のトイレの窓際に並ぶことになった。ブーゲンビレアを始めてみたのはハワイだったと思う。生垣に使われて…

No.13 毛虫の知恵

No.13 毛虫の知恵 2006/4/14(金) 桜は毛虫の好物のようである。消毒を毎年五回ほどしなければならない。花も終わって新芽が一斉にふきだした。今年も、毛虫との戦いが始まる。 毛虫の卵は枝の先端に近いところに産み付けられる。卵が孵化すると、蜘蛛の巣が…

No.14 もう害虫が

No.14 もう害虫が 2006/4/16(日) アパートの周りには緑を多くした。そのために、選定や害虫の駆除で苦労している、とはすでに述べただろうか。今朝、市の広報を配りに行って驚いた。生垣の赤目樫の新緑の葉のところどころに丸い穴が開いている。その裏をよく…

No.15 根尾の薄墨桜

No.15 根尾の薄墨桜 2006/4/17(月) 午前 6:25 庭の管理日記 ガーデニング facebookでシェア twitterでつぶやく 岐阜市から少し北に入ったところの、根尾谷に薄墨桜がある。わが家の庭の薄墨桜の親で、樹齢1500年の老大木である。今年は、大雪で付近は2m近…

No.16 ハナミズキ

@No.16 ハナミズキ 2006/4/21(金) 庭のハナミズキが開花した。濃いピンク色である。ハナミズキも虫に弱い。少し油断するとこっぴどくやられる。ハナミズキは大阪で開かれた花博で知った。連休に入った頃だったと思う。ゲートを入った広場でなにやらいい香り…