No.05 土筆(つくし)

No.05 土筆(つくし)

2006/3/9(木)


 昼に長良川の堤防の上の道を通った。暖かそうな日で、車を止めて外へ出た。南側の斜面で土筆を見つけた。土筆は漫然と見てても見つからない。ゆっくりと視線を移してゆくと一本が見つかる。一本が見つかると何本も見えるようになるから不思議である。食べ頃はすでに過ぎている。例年より少し早いように思われる。この冬は60年ぶりの大雪であったが三月は暖かかったのであろう。

 土筆のそばにてんとう虫がいた。この時期には珍しい。てんとう虫が飛び回るのは5月の連休明けである。連休の頃に庭木の剪定をすると、枝の奥にじっとしているてんとう虫に何度も出会う。先ず、アブラムシが出てくる。てんとう虫はそのアブラムシを食べてくれる。アブラムシが出てきて、天敵のてんとう虫が出てくるまでにタイムラグがある。

 家庭菜園や花壇に苗を植えるのこのタイムラグを考えておかないといけない。てんとう虫の出現が遅いと、苗がアブラムシにやられてしまうことにもなる。