800仏教-00ノート

ブッダの悟りへのアプローチ

2013/10/10(木) ブッダの悟りへのアプローチ 1.出家の動機 出家の動機がはじめから明らかであったとは限らない。時代の急激な変化、産業化、都市化、非ヴェーダ化、バラモンの権威の失墜、商工業者階級の勃興、クシャトリア階級の上昇、大国化と小国の運命。…

No.09 福岡正信の自然農法

No.09 福岡正信の自然農法 2006/3/12(日) 福岡正信『わら一本の革命」 無智 無価(直 無為の自然に還る以外に道はない 一切が空しいことを知れば 一切が蘇る これが 田も耕さず 肥料もやらず 農薬も使わず 草もとらず しかも驚異的にみのった この一株の稲が…

No.10 梅原猛の著作から

梅原猛『生と死の思想』 p383 哲学の問いは生死の問いである。いかに生きるべきか、いかに死ぬべきか、それが哲学が、最初に問うとともに、最後に問うべき問いである。・・・人生とはいったい何であろうか。ひとは何のために生き、そして何のために死ぬのか…

No.12 儒学に関する用語

No.12 儒学に関する用語 2006/3/12(日) 『日本と中国』小学館 朱子学:北宋の程子川などの儒学(道学)を集大成して樹立した学問体系。形而上学としては程子」||の理気説にもとづいて、理気二元論に立つ。理は宇宙世界を生成する根本因、気はその材料となるも…

No.13 儒学から国学へ

No.13 儒学から国学へ 2006/3/12(日) 『近代日本思想史』第一巻 <p12> 徳川封建支配の世界観的支柱として、元禄・享保期までの、いわば、幕藩体制の成立期ないし安定期において一世に君臨したものは、「朱子学」の世界観であった。その担い手である「朱子…

No.14 経典の読誦

No.14 経典の読誦 2006/3/14(火) ■ 阿呆陀羅経? 『仏教漢文の読み方』金岡照光 筆者は、お経のリズムに耳を傾け、寺院の本堂で、ひとときの静寂な時間に身をひたすことは、立派な信仰体験のひとつであって、たとえ経の内容が十分よくわからなくても、貴重な…

No.15 輪廻の思想(その1)

No.15 輪廻の思想(その1) 2006/3/14(火) 一.輪廻の思想の成立とその問題 1.インドにおける輪廻思想の成立 インドにおげる哲学的思索は、早くもインド最古の文献である『リグ・ヴェーダ』において、豊かに芽吹いている。 『リグ・ヴェーダ』の成立年代…

No.16 輪廻の思想(その2)

No.16 輪廻の思想(その2) 二.輪廻からの解脱 前五、六世紀ころになるとシュラマナ(沙門)と呼ばれる新しい宗教者・思想家が多数輩出してきた。彼らは家族を放棄し、一個所に定住することなく遊歴し、生涯にわたって禁欲して独身を守り、乞食によっての…