No.06 薄墨桜とモグラ

@No.06 薄墨桜とモグラ

2006/3/13(月)


 中木(まだ大木ではない)薄墨桜が元気がなく、ここしばらくの間、手入れに力を入れてきたことは述べた。その手入れの方法の一つとして、土壌の改善を試みた。桜の周りの土は石ころが混じった土である。根元は花壇として使っていたから柔らかいのだが、通路に使っていた部分は固くしまっている。これだけ固くなっていると、耕して腐葉土を入れることも簡単ではない。しかも桜の根は浅く張る習性があるという。そこで、考えたのが表面に腐葉土をたっぷりと置く方法である。

 腐葉土にある微生物が腐葉土のもつ有機物とともに下の地面にしみこんでいってくれれば、土は耕さずして、改良できる。怠け者の私にはぴったりの方法である。幸い、腐葉土の材料は十分にある。アパートの剪定で出た大量の枝をシュレッダーにかけて、桜の周りに敷きつめた。しかし、効果はまだでない。もともと硬かったところはは半年以上たった今も、まだ硬い。

 今朝ほど、腐葉土の上を歩いてみたら、モグラの穴があって足が腐葉土に沈んだ。どうやら腐葉土のなかで繁殖するミミズが目的のようである。モグラが硬いところまで穴を掘ってくれればいいのだが、穴は柔らかいところに集中している。

 薄墨桜はまだ開かない。蕾はずいぶん大きくなってきた。例年の気候を見ていると、お彼岸前に一度冷え込むときがあるようだ。今朝は雪がちらついている。