No.09 連作障害

No.09 連作障害

2006/3/23(木)


 わが家の薄墨桜が五分咲きになった。先日旅行先でメガネを落としてしまいレンズが割れてしまった。交換用のレンズが手違いでまだとどかず、直すことができない。不自由の限りである。したがって咲いた桜をまだ十分に見ることができない。しかし、ここ2年にわたる手入れにも係わらず、花の咲き方はまだ寂しくみえる。これまで放置していたのだからやむをえない。

 ところで、桜の木にも寿命がある。ソメイヨシノの場合は60年といわれている。戦後まもなく植えられた桜の多くの寿命が尽きようとしている。各地の桜の名所が危なくなっている。若木を植えて更新しようとしても、連作障害がおきて育たないそうである。桜はバラ科に属して連作障害が出易いのだそうだ。

 わが家の薄墨桜の親の樹齢はおよそ1500年。薄墨桜は緋寒桜の系統に属し、寿命は長い。山桜や枝垂桜も寿命が長い。今後は桜の木を植えるにあたって、寿命の長さも考慮する必要があるだろう。この薄墨桜はいつまで花を咲かせてくれるのだろうか。