52-04 言葉の意外な壁

2006/3/19(日) 午後 0:18 --45 韓国の旅 歴史

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 今回の安東市の訪問は通訳のできる仲間と一緒の旅であった。安東にも日本語が達者な人がたくさんいる。それでも、言葉の壁は思わぬところにある。

 そんななかで、韓国には「整理整頓」という言葉と習慣がない、という話がでてきた。生活の中で整理整頓ということの重要視していないということであろうか。これは初耳である。学校でも、家庭でも「整理整頓」ということはかなり厳しく言われてきた。日本人の多くが「整理整頓」の大切さを否定しない。もちろん、現実に、「整理整頓」しているかは別問題である。

 安東への訪問は、道路の改良工事の完成式典に参加するためであった。少しばかりの援助をしたことで私たちも招待されたのである。ところが朝起きたらあいにくの雨である。しかも雪に変わった。そこで「雨男」の話を持ち出してみた。ところが、韓国には雨男にあたる言葉がないそうである。その代わりに「辰年の人がいると雨が降る」いう言い方があるとのことである。「私たち夫婦とも辰年です」と言われて大笑いをした。式典は、雪の中で、テントを張って無事行われ、祝賀会の場所もビニールの大きな温室が作られていた。