12-10:清規と葬礼儀式
八世紀末の禅僧、百丈懐海(ひゃくじょうえかい)は「百丈清規(しんぎ)」という僧院の制度を定め、率先して労働に励んだ。『祖堂集』「百丈懐海章」によれば、百丈が毎日ほかの僧に率先して働くので、農作業の責任者が見るに忍びず、農具を隠して休ませようとした。百丈は農具を探し回り、見つからないので食事もとらなかった。 |
八世紀末の禅僧、百丈懐海(ひゃくじょうえかい)は「百丈清規(しんぎ)」という僧院の制度を定め、率先して労働に励んだ。『祖堂集』「百丈懐海章」によれば、百丈が毎日ほかの僧に率先して働くので、農作業の責任者が見るに忍びず、農具を隠して休ませようとした。百丈は農具を探し回り、見つからないので食事もとらなかった。 |