大乗仏教仏塔起源説

大乗仏教仏塔起源説

2007/5/30(水)


 大乗仏教は、仏塔に集う在家仏教集団の活動の中から発生したとする説を、「大乗仏教仏塔起源説」という。平山彰博士が唱えられたもので今日なお通説的な地位を占めている。それまでは部派仏教の一つである大衆部に起源をもつという「大衆部起源説」が支持されていた。

 大乗仏教の起源をめぐる論争がどうしてはじまったか、また、その意義はなんであるのか、については別項を参照してください。ここでは、「仏塔起源説」の内容を詳しく見てみることとしたい。