52-02 韓国を訪れて

52-02 韓国を訪れて

2006/3/19(日)


 15日から18日にかけて韓国へ行ってきた。目的地は安東市。安東市は3度目の訪問となる。安東市は、韓国中東部、慶尚北道キョンサンブクド)の北部の中心に位置する。名古屋国際空港からソウルまでは飛行機で1時間40分ほど、ソウルからは高速道路を利用して4時間ほどかかる。

 飛行機の搭乗手続きで右側の窓際をお願いする。翼のあるところしか残っていなかった。乗ったところ、エンジンが出っ張っているが下を見ることはできた。飛行機は名古屋をでると、若狭湾に向かう。日本海の上空は雲がかかっていたが、朝鮮半島に差し掛かると雲がなくなった。飛行機は釜山からソウルへまっすぐ飛んでゆくようである。

 一面に低い山や丘陵が広がっている。低い山の上にはダムが作られ、大きなダム湖があちこちに見える。高い山でも300mは越えないだろう。また、山にある木はほとんどが落葉樹である。落葉樹の林に中に、ちらほらと常緑樹の林がある程度だ。

 ソウルから安東市までは高速道路を利用した。4時間以上かかる。高速道路の周囲は丘陵地帯が広がる。飛行機のコースよりは北になるが、やはり丘陵地帯が続く。ほとんどが落葉樹の林でところどころに松の林がある。飛行機から見た、常緑樹の林も松ではなかったのか。

 安東では、李先生の自宅に招いていただき、親しくお話ができる機会に恵まれた。松の木についてたずねてみると、安東の北に立派な松の木がとれるところがあるとのこと。かつては、建築用材といえば、松の木であったが、いまはほとんどが輸入材に頼っているとのことである。

 松の木は成長が遅く採算が合わないため山の松林も手入れが行き届かず、落葉樹の林が多くなっているのではないかということだった。