仏陀とブッダ
2007/8/20(月)
一冊の本にしてみるといろいろの問題が出てくる。最初に遭遇したのが、仏陀の表現方法である。
ゴータマ・ブッダ、ゴータマ・シッダルーダ、
仏陀、ブッダ、ブツダ、釈迦、釈尊、仏、如来
などが出てくる。困るのは、機械的にどれかひとつに統一することができないのである。
私は、「仏陀」を原則的に使うことにした。仏陀はブッダという梵語の音を漢字で表わしたものであり、「悟った人」という普通名詞であったという。仏陀が悟りを開いてから、ブツダといえば仏陀をさすようになったそうである。
仏陀は、大乗経典によって、次第に永遠の命を与えられ、さらには真理そのものとされるようになると、仏とか如来などと表現することになる。