腐葉土で上から耕す

腐葉土で上から耕す

2007/4/12(木)


 桜の木の下は五坪ほどの独立した庭になっている。砂利が多く混ざり、耕すことができるような土質ではない。そこで以前にも書いたように、庭の剪定枝をガーデンシュレッダーでチップにして撒くようにしている。今回も桜の木の細い部分は、チップにして根元に撒いた。

 腐葉土や剪定チップによるマルチははじめて数年になる。根元近くの土には次第に変化が出てきた。ふんわりとやわらかく、しかも弾力が感じられるようになってきた。しかし、家の軒下に近い部分は歩くことが多く、しっかりと踏み固められていた。

 そこにも腐葉土を撒いたのである。「耕さずして耕す作戦」である。当初はまったく効果がみられなかった。しかし、昨日スコップを入れてみて驚いた。すぽっとはいるのである。あんなに硬かった地面にもスコップが入るのである。しかも、ミミズまでいた。「耕さずして耕す作戦」は大成功である。

 今年は、根尾谷の薄墨桜を満開のときにみることができた。根尾谷の薄墨桜は、我が家の桜の親である。親のほうも例年に比べ少しばかり咲きかたが寂しかった。昨夏の猛暑と暖冬、気候の変化が影響しているのかもしれない。