No.20 ハーブ

No.20 ハーブ

2006/5/26(金)


 金蓮花ナスタチウム)はハーブの仲間である。ハーブは一般に香草といわれるように香りを利用する場合が多い。ミントやセージはまだ料理にも利用するが、ラベンダーなどとなると料理とは縁が無くなる。ミントやセージの香りは、本来のいわゆるハッカの香りから、レモンやアップルの香りまでするものがある。実際に嗅いで見ると驚く。似ているところを超えて、レモンそのもの、アップルそのもの香りがする。

 私は、食べたり飲んだりできるハーブが好きである。香りがきついのは苦手である。敦煌への旅行の食事にもコリアンダーを使ったうどんのようなものが出てきたが、その強烈な香りには、参った。カモマイル(カミツレ)の花のお茶もさわやかで甘い香りがして、体も温まる。花は小さいが、次から次へと咲き続けるので、一人分くらいのお茶は一本の株で飲むことができる。

 食用といえば、三つ葉、青紫蘇(大葉)、ねぎであろう。和風ハーブばかりである。青紫蘇は庭の隅で毎年芽を出してくれる。今年も10センチほどになった。8月をすぎると花が咲いてしまう。日が短くなるのに反応するようだ。それまでは、楽しめそうである。

 フェンネルというハーブがある。葉はニンジンに似ているが、茎が地面のところで太くなる。この部分がおいしい。密植栽培をすると、この部分が柔らかくなる。スライスをしてサラダで食べると最高である。セロリの感触だが、キュウリに似たさわやかな香りがある。ぜひとも一度味わっていただきたい。