43-04 焼酎没収

43-04 焼酎没収

2006/1/31(火)


 一日目は西安で国内航空への乗り換えた。ここで、手荷物検査で紙袋に入れていた焼酎がひっかかった。言葉はよくわからないが持込禁止だということのようである。焼酎は成田空港で旅の間の寝酒用に購入したものである。

 中国国内に入るには税関を通る。ここはもちろんパス。国内便に乗るときに、待ったがかかった。だめなら仕方がない、あきらめよう。立ち往生しているところに添乗員さんが駆けつけてくれて、事なきを得た。

 添乗員さんの話によると、過去にお酒を体にふりかけ火をつけようとするハイジャックがあり、それ以来、酒の持ち込みは禁止になったのだという。出発前の説明会に出ず、送付してもらった書類もしっかり読まなかったため添乗員さんには迷惑をかけてしまった。

 それにしても25度の焼酎が燃えるわけはないのだが、表示の通りの中身だとは限らないということなのだろう。ウォッカや、茅台酒(まおたいしゅ)の可能性もあるという考えなのだろう。ミネラルウォーターやお茶ならばよいということだが、係官の前で一口飲むように言われることがあるそうである。

 係官は中国語で話しかけてきた。理解できないと察したのか紙に書いてくれた。しかし、略体字が多く読めないのだ。ホテルについて思い出した。海外旅行保険にはこんなときに利用できる電話通訳のサービスがあったはずである。海外用にレンタルしていった携帯電話で電話をかけてみる。しかし、意外な事がわかった。

 海外から無料でかけられる電話番号が用意されている。ところが携帯からはつながらないのである。携帯電話の場合は地域によっては利用できない場合があるとのこと。やはり、北京や上海とは通信時事情が異なるようだ。