懺悔と回向

懺悔と回向

2007/6/5(火)


 「懺悔」がよくわからない。法華三部経の結経とされている『仏説観普賢菩薩行法経』はそれほど長い経典ではないのに、懺悔という言葉がはなんと五十九回も出てくる。懺悔が重要な意義を持っていることがわかる。

 インターネットはありがたい。いろいろ調べているうちに、次のような文章を見つけた。

 「懺悔による滅罪は、回向(えこう)と並んで業報の法則の超越であり、部派仏教には見られない思想である。自らを「偉大な乗り物」と称した大乗仏教は、如来の慈悲をもって、この法則から人々を解放しようとしたのである。」 山口県立大学鈴木隆泰教授のサイト(http://suzuki.ypu.jp/)より

 (続く)