10-08 北魏の成立と以後の北朝
10-08 北魏の成立と以後の北朝
北魏(ほくぎ 386~534年)は、中国の南北朝時代に鮮卑拓跋部によって華北に建てられた王朝。国号は魏だが、戦国時代の魏や三国時代の曹魏と区別して、北魏と史上称される。五胡十六国時代に代を建国。拓跋什翼犍のとき、前秦に滅ぼされた。什翼犍の孫の拓跋珪(道武帝)は、前秦が淝水で敗戦して弱体化したことを期に386年代王を称して自立した。国号を魏と改め、398年に平城に遷都して、帝を称した。その後、南下して後燕を滅ぼすと、それまでの部族制を解体し、貴族制にもとづく中国的王朝に改編していった。 |